Topics 理化学研究所 多細胞システム形成研究センター網膜再生医療研究開発プロジェクト

iP-TECRで再生医療実現を強力サポート!サンプラテックは、iPS細胞技術を用いた再生医療実現を目指す理化学研究所多細胞システム形成研究センター(以下、理研CDB)網膜再生医療研究開発プロジェクト・髙橋政代プロジェクトリーダー※1との共同研究で、細胞シートライブ輸送容器を開発中。ニーズをかなえる「フットワークと技術力」で、ヒトiPS細胞由来網膜色素上皮(RPE)シートの安定輸送の実現に貢献していきます。※1:iPS細胞を用いた臨床研究を世界に先駆けて開始し、iPS細胞由来RPEシートによる加齢黄班変性の治療を目指している。

左) 神戸市立医療センター 中央市民病院 眼科部長   栗本 康夫先生右) 理化学研究所 網膜再生医療研究開発プロジェクト   万代 道子先生

今後の共同研究の 詳細発表をご期待ください。※2017年の臨床研究では、iP-TECRの定温輸送BOX「プレミアBOX」と「潜熱蓄熱材」の採用が予定されています。

●共同研究中の輸送容器と輸送のアウトライン

現場ニーズに応える意欲とスピード。その姿勢に、「高い信頼」をおいています。

理化学研究所 多細胞システム形成研究センター
網膜再生医療研究開発プロジェクト
プロジェクトリーダー

たかはし まさよ
髙橋 政代先生

再生医療を実用化して広めていくためには、「細胞をつくる」ことに注目が集まりがちですが、「細胞を安全に届ける」こともとても重要な課題です。

しかしながら、基礎研究では細胞保存や輸送についてスポットライトが当たりにくく研究開発が遅れがちでした。

今回、再生医療を臨床研究という形で実現させる中で細胞輸送の問題についてサンプラテックさんと取り組ませて頂いています。わたしたち研究現場が抱えるニーズをフットワークよく具現化していくことは簡単なようで難しいことと感じていました。産学連携の実用例として、また再生医療実現のきっかけの一つとなることを期待しています。

私は、「プラティーヌ」のようにアイデアがこもった商品が大好き。これからも、応援したいですね。

高橋先生との出会いは2016年1月、「RPEシートを病院へ安全に届ける方法を検討している」というお話からでした。同プロジェクトの小出直史研究員(網膜再生医療研究開発プロジェクト・研究員)とともに、「細胞を搬送する上で何が大切なのか?」といった初歩的な情報共有からニーズを具現化するための議論を進め、「温度」「振動」のパラメータが重要であることを確認しました。

「温度」については、iP-TEC RプレミアBOX、iP-TEC R蓄熱剤とRPEシートを実際に用いて温度モニタリング環境下で評価を行いました。その結果は、iP-TEC Rは温度の安定性が抜群に良く、RPEシートの状態も良好でインキュベーター外であっても長時間安定して保存できる、というもので、後に繰り返し行った輸送テストにおいてもその性能は実証されました。

輸送時の「振動」について、RPEシートを壊さないように搬送するにはどうしたらよいかについても議論を進めました。小出研究員より具体的なニーズを頂き、既存容器では対応できないと判断、専用容器の共同開発に着手します。サンプラテックが原案、設計、試作を行い、小出研究員と評価・改良を繰り返しながら開発を進めました。

その結果、細胞シートの形を崩さずキープできる画期的なライブ輸送容器(プロトタイプ)の開発に至りました。

「再生医療実現をサポートする」、そんな充実感と喜びにあふれた共同研究は、まだまだ続いていきます。

株式会社サンプラテック
企画開発部 シニアマネージャー

くわばら じゅんいち
桑原 順一

大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科学

大阪大学の心筋細胞シート「ライブ輸送&展示」にiP-TEC?の開放系容器ライブ輸送デバイス(プロトタイプ)が採用されました。

サンプラテックに寄せる期待

再生治療技術を一般の医療として普及させるためには、細胞培養加工施設から移植施設へ安定した品質を保証する輸送システムが必須です。特に自家細胞製品やiPS細胞からオーダーメードで作製した製品などであれば、代替できず稀少性が高いため、より厳格な輸送工程の管理が必要となります。環境の変化に鋭敏な再生医療製品の輸送は、環境温度、形態、輸送方法、輸送可能時間などが製品ごとに異なるので、種々の輸送条件にフレキシブルに対応できるシステムが必要で、それに対応できる技術開発に期待しています。

大阪大学大学院医学系研究科
心臓血管外科学

さわ よしき
澤 芳樹教授

伊勢志摩サミット展示、成功への道のり

Q. 今回の展示の背景を教えてください。

日本政府も力を入れているライフサイエンス分野、なかでも再生医療の先進性を広報し、諸外国にアピールするのが目的でした。ですが、心筋シートをライブで展示するのは、私たちにとっても初めてのこと。展示場の制約なども最初は分からず、ミッションを満たす要求仕様がなかなか定まりませんでした。

Q. 弊社をパートナーとしてくださったのは何故ですか?

イメージとしては、電気や制御装置を使わないシンプルな仕組みが良いと考えていました。そんな折にサンプラテックは特注品で対応できること、またiPSポータル社と共に開放系容器を試作中であることを聞き、私たちの研究やミッションに理解があるだろうと検討を始めました。

蓄熱材や輸送容器は他にもありますが、「運ぶもの」の特徴を踏まえて、どんな方法がベストかを考えることが大切です。サンプラテックはこの点に重点を置いてモノづくりをしている。また蓄熱材やアクリル加工の技術で「電源ナシ展示」がクリアできる提案を受けたことも大きかったですね。

Q. 個別対応と提案力が評価いただけたのですね。

そのとおりです。展示は5日間にわたりましたが、蓄熱材をどのタイミングで交換・調整したらよいか、調整に必要な機材は何か…、展示を始める前に一緒になってシミュレーションするなど、要求仕様が固まらない段階からトータルで相談にのってもらいました。

Q. さらにお役に立つために、ご意見をお聞かせください。

輸送される細胞シートの品質保持については、出荷してから移植するまでの変性が議論されているところです。ことに輸送中の温度帯はどうあるべきか…。輸送温度帯のバリエーションをどれだけ用意しているかが、さらに求められるでしょう。この点も、期待したいところですね。

大阪大学大学院医学系研究科
未来細胞医療学講座

さいとう あつひろ
齋藤 充弘特任准教授

2015年、サンプラテックは株式会社iPSポータル社様から、ある重要な依頼を受けました。ちょうどその頃、「凍結せずに拍動するiPS細胞由来心筋細胞を、プローブに入れて大阪から北海道と沖縄へ無事に送り届ける」という、再生医療実用化に向けたライブ輸送の本格テストが迫っていました。しかしプローブはシャーレのような容器で、蓋がないため輸送する術がありません。株式会社iPSポータル社様からの依頼とは、「このテストを成功させるデバイスを至急作ってほしい」というものでした。

サンプラテックが急遽開発したデバイスは、この難しいミッションを成功へ導くことができました。後にさらに改良を加え、大阪大学様の心筋細胞シート輸送にもご採用をいただくことができ、サミットという檜舞台でiP-TECの実力を示すことができました。

株式会社サンプラテック
営業部主事
兼 企画開発部 企画営業課主事

はら たくや
原 拓也

輸送事例“マウス繊維肉腫を定温で運ぶ!”筑波金沢輸送ドキュメント!2016年7月20日(水)筑波大学から金沢大学まで、公共交通機関を利用した生体組織の定温輸送が行われ、今回はその様子を密着取材しました。

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